全編、クラウス・オガーマンのアレンジ、指揮でオーケストラも加わる。
オガーマンのファンとしては待望のオガーマンサウンド。
個人的にはオガーマンのソロ名義のものより、アーティストのサポートにまわる形のオガーマンが好き。(例えば、ビルエヴァンス、マイケルブレッカー、アントニオカルロスジョビン、マイケルフランクス)
彼特有の低めのフルートアンサンブル、色彩豊かな和声を配したストリングスがふんだんにこのアルバムに散りばめられている。
彼のアレンジは決して主役の邪魔をすることなく、しかし和声を支配している。
もちろん、主役のDANILO PEREZ も素晴らしい演奏をしている。
彼のピアノは優しい。
久々のオガーマン絡みの会心作。