今、自分が最も注目しているUKのトロンボーン。先日MaceoParkerバンドの一員として来日していることで証明しているように非常にHipでFunkyなプレイヤーで、彼のソロアルバムを聴く感じだと非常にスキルも高くアイディアも豊富でアレンジも秀逸。そんな彼の演奏を一度、目の前で見てみたいと常日頃思っていたものの、今回の来日でもスケジュールが合わず見ることが出来なかった。
先日のSolidBrassの公演で名古屋ブルーノートのスタッフとたまたまMaceoの話になり、そこのトロンボーン吹きに興味があることを話したら、そのスタッフさんが思い出したように、Dennisが僕と連絡を取りたがっているということを僕に告げた。Dennisは僕のことを知ってくれているようで、早速Dennisに私の連絡先を伝えていただくことをスタッフさんに託したら、今日メールが本人から着たということだ。
去年、たまたま30代前半のプロのジャズトロンボーン吹き達に、Dennisのことを知っているか尋ねてみたら、誰も彼のことを知らなかった。15年前、プロのプレイヤーは誰もNils Landgrenのことを知らなかったのと同じだ。
プロであってもジャズトロンボーン吹きは昔活躍したプレイヤーには関心あるが、リアルタイムのプレイヤーにはあまり興味がないのか?
Dennisと同じUK出身のMarkNightingaleを知っている同業者は居るが、それはMarkのサウンドカラーが極めて教材的なものであるからかも知れない。(実際、彼は優れた教則本を沢山出版している。)Dennisはそういった意味でかなりJazzというカテゴリーに納まらない今時のサウンドカラーを持っている。それはそれぞれの共演者を見れば分かりやすいかも知れない。
とにかくお勧めのアーティストです。
Dennis Rollins
これでリアルに繋がったので、彼のメッセージにもあるように今後何らかのカタチでコラボをする予定。