2011年02月16日

アタックとアタックスピード

連日のリハーサルも終わりいよいよツアーもスタートするので楽しみ。毎回のリハーサルの音源を聴きつつ自分の演奏に関してあれこれ考えるが、アリーナというとてつもない大きな会場、沢山のエレクトリック系の楽器との共存は面白みもある反面、通常の意識とは違う部分で演奏することも余儀なくされる。我々ホーン隊もモニタースピーカーではなくイヤホンモニターを使用。1人一台づつ自分専用のミキサーがあるために非常に助かる。とはいえ、トロンボーンという楽器はホーンセクションの中でもアタックスピードが遅かったり、音域的に丁度ギターの中低音と帯域が被ることもあって、なかなかトロンボーン単体の音が抜けて聴こえることが難しい。つまりホーンセクションをひとまとめとして考えるとトロンボーンの音が埋没してしまいがちなので、通常のコンセプトとは違ったアプローチを考えないといけない。具体的にはマイクにベルを近づける。(本来、楽器は楽器全体から音を出しているのである意味、ベルだけの音は本来の音とは違うがそんなこと言ってなられない。できるだけ他の楽器の音との干渉を防ぐ為だし、音が聴こえてなんぼなので、これは正しい選択。)そしてアタック。つまり通常よりもタンギング、発音を強くして演奏。そしてアタックスピードを出来るだけ早くすること。
しかしこれはあくまでもコントロール内において意識的にしないとマズい。というのも他のジャンル、環境では異なるからだ。無意識に強いアタックしか出来なくなるのはかなりヤバい。それ故に、ノータンギングや小さい音量の練習は常に並行しておかないと他のジャンルのものに支障が出る。

ぶっちゃけ楽器をジャンルごと、環境ごとに変えてしまうというのもあるし、即効性もあるが自分のポリーシー、流儀に反するので常に同じ楽器で演奏する。自分の選ぶ楽器はやマウスピースが最もスタンダードなもの、セッティングにしていることの成せる業とも言えよう。何かに特化したものは往々にして他の部分が欠落しがちだと思うので。色んなことをやりたいボクのような欲張りにとってはそれが正しい選択だと思う。


実際リハーサルを重ねていくことで、かなりいい感じになっているのでツアーでの演奏の方向性はこれで。

という自分にとっての備忘録でした。

色んなジャンルで演奏したいトロンボーンの方、ご参考までに。




posted by YM at 14:16| 東京 ☀| 思ふこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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