2011年10月04日

昔の洋酒のCMのやうな

たまたまつけたTVで昔のCM の特集をしていました。昔のヒットしたCMが次々流れる中、感じたことは、どれもが上品な印象を持っていました。特に洋酒関係のCMはそこはかとなく上品で色気がありました。本来、CMは「つかみ」が優先され、目にひくものである必要があるにも関わらず、現在のそれ等のような「下品さ」や「過剰さ」は見られませんでした。それは今の製作者の質の低下ということではなくて、あくまでも時代の変遷による必要性によるものだと思います。今のCMは視覚的よりも聴覚に訴えかける類いのものが増えたような気がします。今は昔のように家族揃ってTVの前に集ってTV を観ているというよりは、TVはついてはいるもののTVを見るわけではなく、別なことをしているという状況だからこそ、リミッターを目一杯かけて目立つ音作りをせざるをえないのかも知れません。先ずTVを見てもらわないと何も始まらないわけですから。またTV番組に関して言えば文字のテロップが常に画面に出ているので音声を消していてもバラエティー番組に関しては内容がわかります。これは視聴者に対する製作者の配慮なのかも知れませんが、私にとってみると非常に見づらいものになっています。こうやって皆がこぞって目立つものを作る為に情報を「盛ったり」「増やす」ことに終始することで、全体にリミッターのようなものがかかってしまって結局目立たなくなっているように思えてなりません。伝達行為に関して受信に興味を持ってもらう為には全てを開示したり、過剰演出することよりは、寧ろ少しだけ情報を抑えたほうが受信者が自らその情報を探すという行為を促して結果的には発信者にとっていい結果を導くような気がします。

あまり今回の内容と関係はありませんが、自分の音楽は昔の洋酒のCMのような趣のものでありたいです。



posted by YM at 13:58| 東京 ☀| 思ふこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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