2011年12月09日

Lost Album / Fred Wesley & The J.B.'S

1970年代のJamesBrownのサウンドを作っていたFred Wesley率いるThe J.B.'sの1972年にレコーディグしたにも関わらずお蔵入りになっていた音源がついにリリース。
The J.B.'s名義とはいえニューヨークの若手スタジオミュージシャンが多数参加してる。
Randy Brecker (trumpet)、Michael Brecker (sax)、Joe Farrell (sax)、Eddie Daniels (sax)、Steve Gadd (ds)、Ron Carter (b)
とはいえ、特にランディ以外のホーン隊は際立つソロを演奏しているわけではなくセクション要員。恐らくその辺りの縁でフレッドやメシオパーカーというJBホーンズがハニーホーンズという名でブーツィーコリンズ関係のレコーディングでソリストとして参加している時にセクション要員としてブレッカーブラザーズが参加してると思われる。フレッドとランディはお互いがファンだとお互いから話を聞いたことがある。実際、数年前のランディのソロアルバムでフレッドが参加している。余談だが、フレッドはある時期カウントベイシー楽団に在籍していたこともあり、その一員として日本での公演も参加し、それはライブアルバムとしてリリースされている。

最近も積極的にソロアルバムをリリースしているフレッドだが、ファンクは勿論のこと、いろんなサウンドにトライしている。本作でもいわゆるビッグバンド編成で早いスィングでのジャズテイストに溢れたテイクやシャッフル、8ビートのテイクもあるが、どのトラックも通常の
J.B.'Sよりもかなりタイト。それはニューヨークスタジオミュージシャンの参加の比率が高いからだと思われる。

特にフレッドのアレンジが秀逸で彼がジャズ方面へ活動をシフトしていたとしたら間違いなくビッグバンドのリーダー、アレンジャーとしても君臨していたに違いない。とはいえ、彼がJ.B.'Sの路線を変えなかったことでファンクのトロンボーンのスタイルが確立された。

いずれにしても才能、タレント性を併せ持つプレイヤーはどんなフィールドに居てもイノヴェーターになるという1つの証明がこのアルバムに凝縮しているように思う。その才能を高く評価して、このプロジェクトを提案し自らプロデューサーとして関わったジェイムスブラウンはやはりスゴい。

余談ではあるが、この頃、フレッドの使っていた楽器は細管テナーで現在は太管テナーバスだが、このアルバムと最近のアルバムでの彼のトロンボーンの音の太さ、音色、音質があまり違わない。






posted by YM at 23:14| 東京 ☀| レコメンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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