2011年12月17日

Bob Brookmeyer

トロンボーン奏者であり作編曲家でもあるボブ・ブルックマイヤーが12月19日の誕生日を目前に昨日(2011年12月16日)亡くなった。享年81歳。

ボクが彼を知ったのは今から32年前。当時買ったトロンボーンのラージアンサンブルのアルバムだったが、彼は一般的なスライドではなくヴァルブトロンボーン奏者だったので当時の自分にとってはあまり興味の対象ではなかった。

しかし自分がトロンボーンに限らず色んな音楽に触れ、いろんな音楽経験を積んでいくとともに
自分の中の彼の存在が大きくなった。それは彼の演奏の部分というよりは作編曲の分野に於いて顕著だった。先ず最初はサドジョーンス/メルルイスオーケストラに彼が提供していた楽曲の色彩豊かでコンテンボラリーなサウンドに目が釘付けになった。

その後のコンテンポラリージャズビッグバンドの作品に及ぼした影響は計り知れない。最近でもMetropole OrchestraやWDR Big BandやNew Art Orchestra等のヨーロッパのオーケストラでの作品提供、共演などの積極的な音楽活動をしていて自分にとって目を離すことが出来ない気になる作編曲家の1人でした。それと何より嬉しかったことはそれと並行して演奏活動もして先述のオーケストラのアルバムでも素晴らしい演奏をしていたことだ。

彼の作品は常に「実験」を伴うものだと私は思っています。沢山の作品の中でも2003年にレコーディングされ2008年にリリースされた「Music for String Quartet and Orchestra」は彼の作曲家としての集大成とも言える意欲的な作品だと思います。僭越ながら以前、このアルバムのレコメンドをこのブログに掲載させて頂きました。その記述はこちら。

一般的に歳をとると保守的になりがちな傾向がある中、彼のように常に自分の中の新しいサウンドを発見、生み出すという姿勢こそがクリエーターの真の姿だと思う。

是非、作編曲家として歳を追うことに熟成されていった彼の「音楽」を多くの方に聴いて頂きたいので私の大好きな作品をここで紹介しておきます。ご参考まで。





Electricity / WDR Big Band・Bob Brookmeyer


Thanks Bob for all the great music
R.I.P Bob Brookmeyer



posted by YM at 23:55| 東京 ☀| 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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