ソウルクラシックをWDR bigbandを従えての演奏はso funky!
ドラムはプリンスのバンドの女性、コーラ・コールマン、(エレキ)ベースはクリスチャン・マクブライド。
アレンジはマイケル・アビネ。
WDR bigbandはご存知の通り西ドイツのビッグバンドで様々なアーティストとのコラボレーションで有名ですが、それを支えるアレンジャーの存在が非常に大きく、ヴィンス・メンドーサもこのバンドを支えるとても重要な人物だが彼の緻密で現代音楽にも通ずるサウンドとは対照的にここでのマイケル・アビネのアレンジはストレートでとてもダンサブルなものになっています。
こういったソウルミュージックを西ドイツのミュージシャンがよりアメリカンでファンキーなサウンドを奏でていることに驚くとともに、ヴィンスや今回のような全くカテゴリーの違うスコアをどちらもとても高いクオリティの演奏を提供するWDR bigbandのメンバー達のボキャブラリーの豊富さに脱帽です。
とにかく理屈抜きで楽しめるファンキーなアルバムです。
もしもこのステージにフレッドやピーウィが一緒に立っていたとしたら更にものすごいことになっていたでしょう。