同じ内容のものでも、それをどのタイミングで置くかで全く意味が違ってくるし、「間」というのは常に「対象物」ありき、逆に言えば「対象物」がある処には常に「間」が存在するということだと思います。
例えばたけしさんは「監督」と「俳優」との対比で述べていましたが、我々的には1つの演奏でもバンマスと個々のプレイヤーとではそれぞれの「間」の考え方が違うということと同じことだと思います。
「間」をコントロール出来るか否かで結果が違ってくるというのは必至です。
語り口が「やさしい」のでうっかり軽く読んでしまいそうですが、かなり「生き方」に関して核心をついた書だと思いました。
お薦めです。