2013年02月12日

間抜けの構造 (新潮新書) /ビートたけし

色んなシチュエーションにおける「間」についての話がとても興味をそそりました。
同じ内容のものでも、それをどのタイミングで置くかで全く意味が違ってくるし、「間」というのは常に「対象物」ありき、逆に言えば「対象物」がある処には常に「間」が存在するということだと思います。
例えばたけしさんは「監督」と「俳優」との対比で述べていましたが、我々的には1つの演奏でもバンマスと個々のプレイヤーとではそれぞれの「間」の考え方が違うということと同じことだと思います。
「間」をコントロール出来るか否かで結果が違ってくるというのは必至です。

語り口が「やさしい」のでうっかり軽く読んでしまいそうですが、かなり「生き方」に関して核心をついた書だと思いました。

お薦めです。




posted by YM at 17:59| 東京 ☁| レコメンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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