もちろん「遊び心」の上にはベーシックなものもきちんと消化しているという大前提があります。作り手が楽しめてないものはいいものは出来ないとも思います。彼らの指示によって演奏する演者も同様だと思います。それはどんな現場に於いても共通することだと思います。
とは言え、プロである以上「楽しく」演奏するだけではダメなわけで、求められている以上のクオリティを提供すべきですし。現場で楽しければ「やりっぱなし」でいいということとは違うと思っています。レコーディングはあくまでも「記録」の一種なのでそんなことはないとは思いますが。ライブに関して「やりっぱなし」という現場もいまだに多いのではないかと危惧しています。ボクは30歳の頃、サポート仕事以外のサイドメンを全て辞めてしまったのですが、それはそんな風に感じてしまったからです。その頃から20年近く経った今ではどうなんでしょうか?先日のEQplusはまさに「遊び心」満載でとても楽しく且つ自分の改善すべき点を自分で気づくことが出来た現場でした。このような現場に居させてもらえることに感謝です。