各アーティストのソロアルバム7、8枚を4枚組にまとめて1000円前後で販売してるのだから驚いて当たり前です。もちろん安さには根拠があって、それはライナーノーツがなかったり、CDラベルがお粗末だったり、紙ジャケットの中にダイレクトにCDが入っていたりしています。CDのプレスに関しての情報がないので、もしかしたら音質が通常板よりも劣るかも知れません。(そうじゃないかも知れません)
でもそれ以上に一人のアーティストを浮き彫りにするには十分な資料となります。食わず嫌いだったアーティストがこれで好きになるかも知れません。
この価格破壊によって益々ジャズの国内盤は売れなくなってしまうでしょう。でもこういう事態は必然ののことだと言えます。こんな時だからこそきちんとオリジナリティを持つ、と言うか作者のアイデンティティがキチンと見えるものを作るべきだと思います。もはや西洋文化の模倣から始まったものであっても、模倣の延長ではなく、模倣から派生していったとはいえ、そこにアイデンティティを投入して自分のカタチを作ってこそ、「アーティスト」と呼ばれるに値すると思います。
巷で耳にする「アーティスト」という意味の殆どは本来の「アーティスト」とは違うものですよね?それは皆さんも薄々感じていると思います。このような使い方って日本特有のような気がします。
ということで今回の戦利品です。

そしてお薦めトロンボーンです!