SP時代は3分間という制限があったのがLP(12インチ)ということでここでは1曲8〜13分という長尺が実現しています。
エリントン楽団特有の個性豊かなソリストのパフォーマンスも聴き所ではありますが、それ以上にいつも以上に緻密なエリントンのペンが冴えまくっています。どの曲もメロディの素材としてはシンプルですが、それを薄めて伸ばしているのではなく、逆に更に濃厚な「楽曲」にしているエリントンは素晴らし過ぎます。
1950年のレコーディングであるということも驚きです。
もはや「芸術」の域ではありますが、「ポップさ」も兼ね備えとても「色っぽい」アルバムです。
彼の片腕であるビリーストレイホーンがアレンジのどこまで加担しているかも非常に興味深くもあります。
超お薦め!!!!!!