2014年10月18日

スコア管理

ボクがFinaleで楽譜を書くようになったのは、今から16年前、三上博史さん主演のNHKドラマ館「35歳 夢の途中」の劇伴を書かせてもらった時からです。その時、まさに自分も35歳だったのでとても印象に残っている仕事です。キャストは三上さんの他に有森也美さん、香川照之さん、渡辺いっけいさんだったので今思うととても豪華だったのです。2時間単発ドラマだったので、なんだかものすごくもったいないなと思ってます。その頃のことは自分のブログに書いてあります。
http://y-murata.seesaa.net/article/97413646.html

今、ビッグバンドの譜面管理でとっても問題になっているのは、このFinale以前に書いたスコアの管理がずさんだったのでとても今、苦労をしています。スコアがないというのは致命的だったりします。今の仕事で他の方の書いた曲もそんな状態のものも多く、しかも欠落した譜面を後で書き直しているものもあるのですが、それが他のパートと書き方(元々はリピートマークをつけてくり返して示してあるものが、のべたんになっていたり)が違うので後にサイズの変更をするときにとても大変。(汗)

ギルエヴァンスはとにかくスコアの管理がかなりずさんだったことは有名でスコアの数ページ分が欠落していることなんて当たり前のことで、晩年、彼のスコアの再演の際、アシスタントだったギルゴールドスタイン、マリアシュナイダーが欠落したページを推察して書き足したことも有名な話しです。
もしもFinaleを使っていなかったら、かなりボクもギル並みなスコア管理だったと思います。反省。

posted by YM at 01:27| 東京 ☁| 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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