2018年11月14日

佐山雅弘さんと片山広明さん

今日、不意打ちを食らうように2人の先輩ミュージシャン、ピアニスト佐山雅弘さん、サックス奏者片山広明さんの訃報が届いた。
佐山さんの最初にお会いしたのは私は高3の時、郷里で向井滋春さんのバンドで演奏にいらした時。その後私が上京し暫くしてプロの演奏家になってからは幾度となく共演させていただく機会がありました。
2000年にJVCビクターで村上ポンタ秀一さん、佐山さん、私で「3 Views」というレーベルを立ち上げいました。
同年、NYでミノシネル(perc)マークイーガン(ebs)を擁した変則ピアノトリオで製作された佐山さんのソロアルバム「Above Horizons」のサウンドプロデュースをさせていただいたのですが、今を思えばその頃が最も佐山さんと音楽制作をさせていただいたことになるのでしょうか。
ここ10年以上膝を付け合わせという状況ではありませんでしたが、演奏活動はもちろんのこと、お芝居の音楽、学校、コンサートのアドヴァイジングと多岐にわたって精力的な活動を最後までなされたということは常に存じておりました。
とにかく早すぎます。
しかし最後の幕引きカッコよすぎます。最期まで佐山さんらしいと誰もが皆んなが感じていると思います。
そして、片山さん。
それこそ、片山さんとご一緒させていただいたのは私がじゃがたらをやっていた20代半ばの頃で、一度だけ新宿ピットインの片山さんの3 daysの内の1日、プレイヤーとして呼んでいただいてスゴく嬉しかったことを今でも覚えています。
その頃が最も自分の演奏スタイルがフリーフォームに傾いている時でした。
奇しくもこのお二人はRCサクセションに多く関わった方々で、何とも言えない
空虚感があります。
YouTubeの音源は「3 Views」としてのアルバムに収録されている、佐山さん作曲、忌野清志郎さん作詞、私の編曲の「Hym for Nobody」です。
この曲の清志郎さんのボーカルダビングは夜からスタートしたのですが、その日の昼間、八ヶ岳で行われたジャズフェスにPonta Box+村田陽一で出演し、急いで皆んなで都内のスタジオに向かったのが本当に昨日のようです。
ちなみに清志郎さんは1度だけ唄ってOKテイクが録れました。
ほんとさみしい。



posted by YM at 23:10| 東京 ☀| 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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