僕にとってじゃがたらは、間違いなくそれまでの狭い自分の価値観を揺るがす程の影響力を持ったバンドだった。
これがなかったら、今の自分はいないと言っても過言でない。
何を学んだか。
それは、自分の歌を自分で歌いたいように歌う事。
自分なりに歌う事。
自分の歌を歌えばいいんだ。
歌わされるのではなくて自発的に歌う事。
今ではソロからオーケストラまで多様なアレンジや演奏をするけど、
この「みちくさ」のイントロで、3管のアカペラを初めてアレンジした。
この時の朋友、サックスの故・篠田君はそんなに器用じゃなかったけど
すごい歌っていた。
今、この「みちくさ」の演奏を聴いて再認識した。
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4 Bone Linesのレコーディングが2枚分、ほぼ終了した。
あとは数曲の録音と編集作業が残るのみとなった。
今回のレコーディングで4 Bone Linesとして、自分自身、カルテットのレコーディングが初めてだったということもあり、かなり演奏内容に関してナーヴァスになったのは事実だ。
それはプロとして当たり前のことであるから否定はしないけど、細かなところばかり意識が向かって、大きく、俯瞰でモノが見れなくなる危険性の隣り合わせだったことも否めない。
細かな部分ばかり見て、自分の歌を忘れるところだった。
レコーディング中に思い出せてよかった。