2001年発表 38歳
タイトル通りボクのアルバムリリース10周年アルバム。
基本はベスト盤だが曲によってリミックスや新曲も織り交ぜた内容。
選曲はゲスト参加曲が中心となった。
1.DonnaLee~SomeSkunkFunk
この曲のハイライトであるマイケルブレッカーのアドリブソロの部分をこのテイクでは
ボクのトロンボーンもユニゾンで入れた。
2.The Chicken
オリジナルテイクとボブミンツァーとボクのソロは別テイク。
3.Spinning Wheel
これは新録。
BSTというグループのカバー。
このグループにはランディブレッカーやマイクスターンが在籍していた時期もあり、
トラでジャコも参加していた。
ここでのボーカルゲストは近藤房ノ助さん。
自転車でスタジオに現れ、数回歌って颯爽と帰って行った。
4.Goodbye Pork Pie Hat
デビッドサンボーンをフューチャーしたミンガスの曲。
ありそうでなかったこの組み合わせ。
5.Crostown Traffic
桑田佳祐さんのボーカルフューチャーのジミヘンの曲。
6.Join to the side
マーカスミラーをフューチャーした壮大なボクのオリジナル曲。
7.Three Views Of A Secret
マイケルブレッカーをフューチャーしたジャコの美しいバラード。
マイケルの追悼という意味で、Solid Brassのライブの時にレコード会社の計らいで、この音源のマイケルの演奏に一緒に演奏するという逆カラオケを敢行。
メンバー一同、彼の演奏を聞き入りながら演奏した。
8.Happy Xmas
ジョンレノンの曲。
オリジナルテイクにはミュートして使われなかったポンタさんのドラムもこのバージョンは
ちゃんと入ってる。
これが本来の姿。
9.GNP
チャーさんがゲストのボクのオリジナル。
10.Come Sunday
渡辺貞夫さんフューチャリングのエリントンの曲。
ゴスペルライク。
11.Bad Attitude
ボクのオリジナル。
12.A Sense Of Crisis
これもボクのオリジナル。
13.10 Feet High
幻のボクのデビューアルバムの中からの再録。
自分一人によるトロンボーン15本の多重アンサンブル。
自宅スタジオにて自分のオペレートで作った。
14.Memories
これも新録。
このアルバムの編集中に知人の映画監督、相米慎二さんの逝去を知り
作った曲。
これもトロンボーン多重曲。
この作品はベスト盤といいつつも、いろんな工夫が凝らされているアルバムです。
この作品の新曲をレコーディングしている夜に、ニューヨークで、あの忌まわしいテロが起こりました。
レコーディングを中断し、暫し報道されているTVを皆で見てました。
それとともにニューヨークにいる友達にメールをして安否を確認しました。
(もちろんマイケルにも)
電話回線は繋がりにくかったけどメールは大丈夫でした。
ボクは、このテロ以降海外に全く行っていません。