2008年03月26日

The Legendary Joao Gilbert / Joao Gilberto

御存じボサノバの創始者のひとりであるジョアンジルベルト。

数年前に彼の初来日コンサートに行ってきた。ボサノバサウンド自体は巷でなじみがあるものの彼の存在、認知度においては非常に日本人の意識下のおいては低いものだと思ったのだが、実際国際フォーラムなどの大ホールでの4本のコンサートが統べてソールドアウトという状態。これには吃驚。その客の何割が彼の凄さがちゃんとわかるだろうか?という自称「ジョアン フリーク」としてのごう慢さを持っていたのだが、実際、彼のナマを見て終演後立ち上がれない程の感動。どうやら観客すべてがその模様。それだけ凄かったのです。具体的な彼に関するデータがなくてもこのライブを見て何も感じない人などいるわけないというほど凄かったのです。なにが凄いかというと、いわゆる彼はギター弾き語りという形、つまり大きなステージには72歳の初老男のみなわけだが、その彼が紡いでいく音楽は何十人のオーケストラの演奏以上に大きなホールを包み込む力を持っているのです。彼は、決して力むことなくいい意味で脱力していて二時間以上ただひたすら唄い続けたのです。今回のコンサートでも彼の事情で開演が一時間程遅れたりしたわけだが、こんな彼の姿が見れるのなら、それくらいのことは幾らでも我慢出来る。

その証拠にコンサート終了後の客の表情はいたって「癒し」「幸福感」が現れていた。(もちろん自分も)最近、こんな「幸福感」って味わってないなとふと思いました。それとともにギターを抱えて舞台の袖に戻っていく彼の後ろ姿を見て思わず、「こうなりたい」と思いました。彼の演奏は決して「パフォーマンス」ではなく「日常」の一部分を見せられた感がありました。

そんな彼が1958〜1961年のレコーディングしたアルバムがこれです。曲によってオーケストラがバックだったりしますが、基本的に彼の弾き語りの形が核になっていることには間違いありません。収録されている曲は今となってはボサノバのスタンダードになっている曲がめじろ押しです。それだけ、その時から彼の影響力が伺えます。

こちらもお薦め。




posted by YM at 23:20| 東京 ☀| レコメンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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