2008年03月31日

The Crocodile Smile / Marc Beacco

Toots Thielemans, Mike Stern, Steve Swallowなどなど、ゲストの顔ぶれを見ると、彼の顔の広さがよく分かるね。それも金を出して呼んできたというより、みんな自ら集まったって感じなんだよ。彼に関しては、声がすごい好きとかいうわけでもないし、顔が好きというわけでもないんだけど(笑)、自分とどこか発想が似ているの。
All vocals performed and arranged by Marc Beacco, No synthesizers, Nosampling.
・・・こんなふうにクレジットされているように、すべての音が彼によって作られている生の音なんだよ。はじめて聴くとびっくりするよね。この多重録音具合。この声がすべて彼のものなんだからさ。全部ひとりでやっているからもちろんライブなんてできないわけだけれど。声が伴奏で、楽器がソロでメインをとる。そんなのって普通ないでしょ。すごいかっこいい。

彼は、このアルバムの後にもう1枚、すごい有名な人を呼んで、アルバムを作っているけど、やっぱりこっちのアルバムの方が断然いいね。この1枚目は、今までにないものを作っている。それが衝撃的だったけれど、2枚目はシステマティックになっているの。やっぱり、システムってすごい楽じゃない?こういう時はこうするとかさ、こうやればウケるとかさ。自分でも、ソリッド・ブラスでやる時なんかは、珍しい編成でやったりしているから、そういうシステム化してしまうことに対してはすごい気を付けている。

しかし、このアルバムが10年前というのはすごいよね。やることが早すぎちゃうのかもしれない。ヒップホップとか出てくるもっと前の話だからね。Marc Beaccoという人は、ボーカリストとしてプロフェッショナルなところもすごい好きなんだ。ボーカルをやっている人にこのアルバムを聴かせると、みんなすぐに買いにいく。そんな作品だね。ぜひ聴いてみてほしい。


posted by YM at 18:07| 東京 ☀| レコメンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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