2008年05月19日

形式美

演歌のアレンジ(「僕らの音楽」TV収録用)2曲中、1曲アレンジ終了。

アメリカ人のJeroさんが演歌を歌う。

しかも中途半端な日本人よりもコブシをまわして。

こうやってあらためて「演歌」を見ると、フレーズが8小節ではなく9小節や10小節単位だったりする。

ドミナントモーションの部分が1小節延びているという感じ。

場合によっては2/4拍子がトニックにいくまえに入ったりする。

でも、まるで違和感がない。

僕らのような西洋の楽器を演奏する者にとって音楽の様式は基本的に西洋のものがベースになるのだが、この演歌の形式にまるで違和感がない。

正確にいうと、聴感上。

それを実際譜面でみるとかなり違和感がある。

キューバ音楽のサルサなんかは平歌(カンタ、Aメロ)の最後が一小節足りないこともある。

キューバ音楽にはクラウベという2小節単位のパターンがあり、それは2-3.3-2の2種類がある。

なので1小節短くなると、そのパターンはひっくり返る。

それによってGrooveのニュアンスが変わってくる。

これは非常に理にかなっている形式だと思う。

ブラジル音楽は大抵、2/4拍子で書く。

あれは2ビートで出来ている音楽だから。


それによって、あのブラジル音楽特有の深いビートが生まれる。


やはり、民族的に発生している音楽の「形式美」は奥深い。

わざとらしくないんだね。


posted by YM at 18:46| 東京 ☁| 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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