2016年05月14日

“Every Night Was New Year's Eve“...on the road with Glen Miller

グレンミラー楽団のトロンボーン奏者Paul Tanner著の当時のグレンミラー周辺のエピソード本。絶版なのでオークションで落として入手。
かなり興味深い内容でした。
Paulさんは6年前に95歳で逝去されていたので、もっと早くこの書を知っていたら会いに行っていたと思います。残念。
レジェンドとリアルタイムで生きた方々からそれら周辺のことを「生」で聞いておきたいとここ最近本当に思います。


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2016年04月30日

レクチャー

【全日本ブラスシンフォニーコンクール課題曲の講習】

今回の課題曲はグレンミラー「ムーンセレナーデ」です。前のポストにも書いたように演奏者がある程度選択出来るような編曲になっています。
故にスコアを読むのがあまり得意でない指導者の方にはカスタマイズすることのハードルが高く感じてしまうかもしれません。(もちろん書いてあるものをそのまま演奏するのでも十分に楽しめる内容になっていると思います。)
この曲はミディアムテンポのスウィングとボサノバのリズムで書かれています。この「スウィング」はジャズ特有のいわゆる「ハネる」リズムです。吹奏楽でもこういったリズムの曲を演奏する機会はあると思うのですが、普段からジャズを演奏している我々からすると、吹奏楽で演奏する「ハネ方」はかなり奇異に聞こえてしまっていて、「ジャズ」のそれとは異なっています。
でもこれはキチンと「ジャズ」のアーティキュレーションを体系化して説明すればおそらく30分で理解出来るようなことだと思います。
課題曲のカスタマイズのやり方、ジャズ、ポップスのリズムの捉え方などを一度、(指導者も含む)参加者にむけた講習会を実施したら、かなり「ムーンセレナーデ」がジャズっぽくなったり個性的になったりすると確信しています。
個人的には講習会を開きたいなぁと思っているので、ちょっと運営サイドでこの案件を揉んでみたいと思います。



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2016年04月22日

優しい目

吹奏楽界の大家の方の訃報を今日知りました。
その方とは1度だけ、しかもまだ先生がその方面でご活躍される30年以上前にお会いしたことがあります。当時、先生はいわゆる大森のライブレストラン(確か「off off」という名だったような)のハコバンでキーボード、コーラス、時よりトロンボーンを演奏されていました。このバンドのお休みの日に当時やっていたリハバンで僕らが演奏させてもらっていました。そのハコバンの人がトロンボーンも吹かれていると聞いて、わざわざそのお店に会いに行ったのです。
とても優しい目をされて穏やかな印象でした。それはその後、吹奏楽関係のメディアで目にした彼の表情と同じでした。
いつか一度お会いしてその頃のお話をしたいと思っていたのが叶わぬ夢となりました。
やはり「やりたいこと」「やっておかねばならないこと」は早くしておかないと後悔しますね。

真島俊夫さん、安らかにお眠りください。
合掌。


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2016年03月01日

相手に伝える、届けること。

一つ前のポストに関連してですが、マイクを使ってPAするということが必須ということではなくて、マイクを使わざるをえない会場ではマイクも楽器の一部として捉えるべきだということでした。

「音」はいわゆる空気振動です。楽器が奏でた「音」が「空気振動」というエネルギーに換わるので、その振動が伝わらねば意味が無いということですよね。大きな会場であればあるほど、周りの楽器の音が大きければ大きいほどマイクを使ってアンプリファイドすることが必要になるのは当然です。

でも逆に狭いジャズクラブなどは PAを使わず生音で演奏べきだと思っています。この狭い空間でマイクを使わなくてはいけない状態は決して各楽器のアンサンブルがいい状態だとは言い難いと思います。

それはドラマーが大きく演奏しすぎる、ギター、ベースのアンプの音量が大きすぎることに起因することが多いようです。

小さな空間で空気振動を発生させるのと広い空間でそれをするとでは同じ「音量」で演奏していいわけありませんよね。

ダイナミックスをきちんとコントロールしてるドラマーと演奏すると本当に楽しいですし、イマジネーション、アイディアも演奏中に湧きますし、何しろ疲労度が低いです。

でも自分の発信しているものもの(音、思い)が伝えたい相手(オーディエンス、共演者)に伝わっていなかったら発信する意味がないと思うので伝えたかったら、そのための術をちゃんと身につけておく必要があると思います。そしてそれは状況によってその方法は変わってくると思います。

「生音で空気振動が伝わないような環境、キャパシティの場所であるならば、音を届けるためにPAは必須。だからこそマイクの使い方等含めてそれらの知識を持つことも必須。」という例を挙げましたがこれって自分の何かを相手に伝えるというコミニュケーション論にも通ずるところがあるなぁと最近思っています。

話は脱線気味ですが、私はPA至上主義ということではなく、基本はアコーステック派ですので。(念のため)


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2016年02月29日

マイクも楽器の一部

楽器の生音が客席まで届かないような大きなコンサート会場やスタジオでは(ライン楽器以外の)生楽器はマイクを通し、アンプリファイアされてPAスピーカーからその音を鳴らしているわけです。
いくら大きな生音を出してもマイクでその音を拾わなければ当然PAスピーカーから音は出ません。

つまり楽器から出る「振動」をマイクにちゃんと入れないとせっかくいい演奏をしてもオーディエンスにはそれが伝わりません。
また、たとえちゃんとマイクに音を入れても楽器をマイクの距離感、角度が違うだけでPAスピーカーから出るそれらの楽器の「音色」「音質」がかなり違ってきます。
場合によってはフレンチホルンを吹いているにまるでトロンボーンのような「音」になってしまうことなど日常茶飯事です。

つまりマイクと楽器の距離は楽器、マウスピース等のマテリアルに関する微調整よりも「音」に影響します。

自分のマテリアルについて常に神経質になっているのに自分の目の前にあるマイクに無関心なんてのを結構現場で見ます。

特に同じ楽器が複数あるような編成(オーケストラとかビッグバンド)における楽器とマイクの距離というのはとても重要で、各セクションのバランスに直結します。
トランペットやトロンボーンのように音の出る「ベル」と「マイク」が自分の目から同一線上にある場合、その「距離」を視覚的に確認するのは殆ど無理です。

よって真横から第三者に見てもらって同じ楽器同士の距離を測ってもらうことを強く勧めます。

マイクとベルの距離が違うと音量だけでなく「音質」「音色」が大きく変わってしまうのでセクションとしてのまとまりを求めるためにはその行為が必須だと思います。
ステージ上ではバランスがいいのに客席ではバランスが悪いというのは間違いなくこの「距離」の問題だと思います。

PAを使って成立する音楽に関しては目の前にある「マイク」も自分の楽器の一部という認識が必要だと思います。

いわゆるPAを一切使わないクラシックは演奏するホールも楽器の一部という認識があることは言うまでもありません。

せっかくいい生音を吹いているのであれば、それをそのまま客席に届けたいですよね!



posted by YM at 23:44| 東京 ☀| 思ふこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする