2015年05月04日

記譜その3(情報過多は演奏者を惑わす)

自分なりに考えた譜面の表記に関して総括してみると、正確に音を再現してもらいたいが為の情報過多な表記は、初見で演奏する人にとって、やりにくさこの上ない。一度に処理できる量に限界があるから。情報も「ほどほど」が良いってことなのでしょう。

そのジャンルのマナーが分かっている人にとっては何も細かな指示がなくとも、そのマナーに沿った演奏を提供してくれる。いわゆるルーティンワークという範疇。

余談ですがルーティンワークの弊害として
瞬時に見た「ワイソ」という文字を勝手に「ワイン」だと認識していまうという弊害がある。つまり自分の経験値の基で認識に関するショートカットを行ってしまうために起こるミス。それ故にそれは経験豊富な人がとても陥りやすいもので私も例外ではありません。


posted by YM at 23:44| 東京 ☀| 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

記譜その2

は通常の仕事(レコーディング、ライブ問わず)では基本的にアーティキュレーションなしのAの譜面をプレイヤーの皆さんに迷わず提示します。
そこで具体的にアーティキュレーションの指示を自らそのフレーズを演奏じゃなくて歌唱します。それを聞いたプレイヤーの皆さんが各々のアーティキュレーションを楽譜に書き込んでいきます。
同じ歌唱した音符でもベテランミュージシャンでもそれを「アクセント」と表記する方もいれば「スタカート」と書く方もいます。それだけ
アーティキュレーションの表記に関しては各人に差が出て来ます。(とても面白いことだと思います)各人のアーテキュレーションのイメージ、意識が異なるということです。だからこそ書き手、まとめ役がそれを「歌唱」して示すことが有効になってくるわけです。
30年間にわたる現場でずっとそんな風にやってきました。それが一番書き手として演奏者にやって欲しいことが伝わると確信しています。
第一線で活躍されているレコーディングプレイヤーの皆さんは、もちろん、何もアーティキュレーションの指示が譜面にない場合でもそこそここちらの要求に近いことを再現してくださいます。でも残念ながらスイング(ハネる)度数に関してはこちらからきっちり指示を出さないと思ったように再現できません。
手慣れたミュージシャンでもこういう感じなのですから、普段からスイングに慣れてない方がそれを演奏する場合、それを性格に伝えることの出来る指導者、まとめ役は絶対的に必要だと思っています。または、その譜面の再現音源があったとしたら、その音源を聞きながらAの譜面に自分がアーテキュレーションを書き込んでいくというのが健全のような気がします。
ジャズ未経験者、ビギナーの方にとって、適切なまとめ役、指導者が不在且つ参考音源もない状態で楽譜だけでそれを再現する為にはDの譜面が一番再現性が高いと思います。

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posted by YM at 01:33| 東京 ☀| 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月02日

レジェンド逝く

 Ben E King さんが亡くなったそうです。
3年前の東京ジャズで僕のビッグバンドが伴奏を務めました。

当時の様子はこちらこちらに綴っています。

その時の少年のような屈託のない笑顔を思い出します。

逝ってしまうには早すぎるレジェンドです。

お悔やみ申しあげます。



posted by YM at 01:46| 東京 ☀| 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

記譜

ジャズの心得のある奏者はスイングものを演奏する時の暗黙のルールがあってAのようにまるでアーティキュレーションの指示がなくともBのようなアーティキュレーションをつけて演奏する。Cはそれを実際に細かく音符で表現した例。(スイングが3連ベースの場合)
日常的に吹奏楽、クラシック等を中心に演奏し、ジャズを専門に演奏していない奏者にCのようなアーティキュレーションで演奏してもらいたいとき、Cを提示すればそうなるはずだか、ジャズ奏者にとってCの書き方はとても読みにくい。
吹奏楽エリアの方向けににスイングを書くときはやはりDのようなものが書き手と演者とのストレスが軽減されるような気がする。
スイングは連続する2つの8分音符を一つの対(ペア)とした時、2つ目(裏拍)の音符の位置が記譜上のタイミングよりも後ろにあり、その2つ目の音符の位置で「スイング(ハネ)度」が決まる。

いままでいろんなドラマー、ベーシストと演奏させてもらったけれど、SoulでもFunkでもジャズでも「シャッフル」がご機嫌に演奏できるプレイヤーはその辺りをきっちりマスターしていると思うし、ビートのスタイルが変わっても常にGrooveしていると言い切ることが出来る。
勿論それは管楽器も然り。

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posted by YM at 01:03| 東京 ☀| 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月18日

温故知新

数日前から、締め切りが曖昧且つちょっと不明瞭な内容の大編成のアレンジに着手しています。先ずはそのオリジナルテイクの採譜から始めているのですが、その曲の編曲自体はかなりシンプルですが、曲全体のストーリー展開が明確で。実にオーケストレーションのバランスが良く、ビッグバンドで昨今忘れられがちなppからffまでのダイナミックレンジの広い音量の指定など実に参考になります。今更ですが「コントラスト」って大事ですね。


posted by YM at 23:52| 東京 ☀| 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする